"地域再生行脚(あんぎゃ)100"とは、地域創造・再生・活性化をテーマに地域、場所、人などを"100"厳選し、それらを自分の足で周り、成功の秘訣を探る試みです。
今後は毎回、杤尾が地域創造・再生・活性化に成功している地域で、中心的存在となった地域クリエーターの方からお話を聞き、そのエッセンスをお伝えいたします。
机上の空論ではなく全て実際の現場から生まれた貴重なノウハウ、事例の数々に出会うことができるでしょう。
毎年、札幌で200万人の人を熱狂させるダンスの祭典"YOSAKOIソーラン祭り"のクリエーター"長谷川岳氏"に焦点をあてる。
12年で日本有数の規模となったこの祭りの立役者である長谷川岳氏を突き動かした原動力とは?地域クリエーターのあるべき姿に迫る。
今回の舞台は、愛地球博で沸いた愛知県屈指の観光地である足助町。
名古屋から車で約1時間程度のこの町では、紅葉の名所「紅嵐渓」をはじめ、三河本来の山村の生活風景を忠実に再現する三州足助屋敷、そして生涯現役をスローガンとする。
山形新幹線の最終駅「新庄」から30分ほど最上川を下ると突如出現する朝鮮風の建造物群。
今回の舞台は、この朝鮮風の総合施設「高麗館」が建つ人口6,200人の「戸沢村」での国際交流である。近年・・・
群馬県利根郡川場村、日本でも有数の水源"尾瀬"をその後背に抱えると聞けば、その自然の美しさは想像に難くない。
今回、焦点をあてるクリエーターは、この川場村の村長である"関 清氏"その人である。川場村の魅力といえば・・・
熊本県阿蘇地域は、火山地帯であることから温泉が多く、周辺を回るといたるところでレベルの高い温泉サービスを楽しむことができる。
しかしその中でもひときわ強い光を放つのが、南小国に位置する"黒川温泉"である。両脇を山に囲まれた・・・
島根県隠岐郡海士町。日本海に浮かぶ隠岐島の一つであるこの美しい島までは、本土からカーフェリーで二時間を要する。
後鳥羽上皇をはじめ、政争に敗れた権力者が頻繁に流されたという歴史から推察できるように、この島は海の恵みはもちろん・・・
島根県太田市大森町石見銀山、2000年に世界遺産に暫定登録されたこの地域は、知床の世界遺産指定を受けて、日本における世界遺産の有力な候補として注目されている。
しかし多くの世界遺産が圧倒的な魅力を持つのに対し、石見銀山は・・・
今、大阪、京都を含む京阪神地域で古い伝統に新しいアートの風を吹き込み、地域が元気になる事例が見られ始めている。例えば「三条あかりけしき」。
これは三条の古きよきまちなみをライトアップする企画である。しかし、ただのライトアップではない。
日本で"地方"と呼ばれる地域を回っているとよく出会う光景がある。地域の特産品、野菜の直販所、などを併せ持つ複合施設「道の駅」である。
本来、道の駅とは国土交通省が全国を走るドライバーの増加に対する休憩所の提供、という目的で設置された施設であるが、いつの間にか・・・
まちおこしの成功条件はヨソモノ、ワカモノ、バカモノである、とはよく言われる言い回しである。
確かに我々コンサルタントをはじめ、外部勢力「ヨソモノ」を地域活性化の核とする場合はよく見られる。しかし実際のまちおこしは・・・
今回の舞台は、地域内・外の観光客をあわせ毎年1億人以上の観光客を呼び寄せる魅力を持つ大阪、道頓堀。
この町は、かの有名なグリコ看板や、食い倒れ人形など大阪を代表するユニークな名所が数多く存在する。しかし反面・・・
今回の舞台は、京都駅から1時間の距離にある和束町。和を束ねるという奥ゆかしい地名を持つこの地域の特産はなんといっても日本茶。
和束を含む宇治一帯に近づいていくと、普通の飲食店でさえお茶の味が違う。「このお茶おいしいですね!!」
農業、その響きが徐々に輝きを失い始めたのはいつのころからであろうか。今も多くの地域は過疎化に悩み、一度放棄された耕作地がよみがえることは少ない。
しかしそのような中でも、徐々に輝きを取り戻し日本に新しい"農業のアリカタ"を提示する地域がある。
地域を変えていく力はどこから生まれるのか。農産物のブランド化か、はたまた観光客を呼び寄せるイベントの誘致だろうか?
様々な施策が交錯する中、現在最も効果が期待される手法として注目されているのが、起業の活性化、すなわち地域発のベンチャー企業をつくりあげる・・・
これまで3K(汚い、きつい、かっこ悪い)と呼ばれてきた畜産業。しかし現在、特にイメージの良くなかった「豚」という畜産分野において、地域、そして業界を新しい3K(感動する、稼げる、かっこいい)へと革新しようとする人物がいる。
今回ご紹介する地域クリエーター・・・
新潟県湯沢のスキー場にひときわ目立つイタリアレストランがある。
まずく、遅く、高いといわれるスキー場レストランの中で、シーズンオフでも多くの観光客がわざわざ都会から足を運ぶ場所、それがイタリアンレストラン ピットーレである。ピットーレにお客が魅かれるポイントは・・・
大学を誘致してまちの活性化を!!と考えるまちは多く、実際に実行するまちもまた多い。しかし多くの場合、人口増、消費増を超えた本来の産学連携効果を期待することはできない。
最短4年で地域を出る学生の地元への関心は薄く、また地元も大学生と本気で向き合わない。考えてみよう・・・大学を卒業して10 年後・・・
地域大学における標語の一つに【産学連携】という言葉がある。簡単に言えば、地域の大学と地域の企業が提携することによって、これまでになかった新しい産業を創出し地域を発展させる、という意味が込められている。
しかし、多くの大学で企業と大学の共同研究などが増加する一方、その内実は理想とは・・・