第295号 市場論 その4

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  第295号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2945 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,033部発行───

みなさん こんにちは!!本号で295号を数える
週刊まちおこし。

私が御手伝いをしている町は、少し高度が高いので、南の地
域より一足はやく、冬を迎えています。いよいよ冬景色がは
じまる日本の地域。楽しみですね。

それでは、今週号をお楽しみください。

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        今週のコンテンツ

■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ
         『市場論 その4』

■ 今月のまちおこし特集 11月版
        『矢澤 長介 氏 インタビュー』

■ コンサルティング商品紹介
     「二地域居住の促進 支援」

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■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 11月版


■ 市場論 ~その4~ 

◆リニューアル計画の手順

 こんにちは、小林です。「観光施設のリニューアルをし
たい」というお話は新規開業が減ったこの時期でも時々あ
ります。そんなときは、「ではリニューアル計画をつくり
ましょう」というご支援につながるですが、直後に驚かさ
れることもしばしばです。

 理由は、その時点でリニューアルの図面が出来上がって
いるケースが結構あるからです。図面が出来上がっている
ということは、『リニューアルによって変更する場所や規
模が90%定まっている』わけで、同時にリニューアル計
画の半分以上が終わっていることを意味します。

私どもに依頼される支援内容は、「新たな入館料、会員制
度、付帯サービス価格と内容、スタッフの作業内容、マニ
ュアル作成、年間販促計画」などですが、本来これらがあ
る程度決まった後、それに合わせた形で図面を作成するの
が正しい順序です。順序が逆になると、

●リニューアルして建物を広くしたつもりが、お客様がた
 くさん来館しすぎて土日になるとクレームになる
●建物内のレストラン席数が多すぎて、満席になることが
 ない
●スタッフの作業動線が複雑になり、業務効率が著しく下
 がってしまう
他多数・・・
といった事態になってしまいます。結果的に全ては業績に
跳ね返ってきますので、リニューアルオープンしてみたら
当初の売上計画とかけ離れた結果になってしまった・・・、
という事が普通に発生したりします。

 事業計画は、まずは市場調査から始まります。市場調査
の結果を入館料や各種サービス価格、面積規模などの計画
に反映させ、その内容を平面レイアウトに反映させて建物
の図面イメージが出来上がっていく。本来はこういった手
順をとる必要があり、建築確認申請の変更が異常に厳しく
なった今では、この重要性はかつてないほど高まっていま
す。

 現在、既存施設の変更構想がある方などは、まずは図面
ありきではない、市場・マーケットのサイズにもとづく計
画進行を意識してもらいたいと思います。砕いていえば
「全ての答えは市場が出す!」、「市場の声を聞く!」
といったところでしょうが、正しい手順にのっとった振興
計画が、今後のまちおこしにつながっていくのだと思いま
す。(小林 祐司)


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■ 今月のまちおこし特集 2月版~その2~

『矢澤 長介 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

本日の特集は、香嵐渓、足助屋敷などで有名な愛知県足
助町の元町長、矢澤長介(やざわちょうすけ)さんへの
特集記事にいてお伝えします。

皆さん、足助町というところをご存知ですが、いまは合
併して豊田市になりましたが、当時は、いわゆる町・村
のまちおこしでもトップクラスと評価されていた町なん
です。

例えば、観光客一つをとっても、年間100万人。人口
は、1万4000人であることを考えると、突出した実
力であることが分かります。

その施策は、ユニークなものばかりですが、矢澤町長を
含め何人かのリーダーの果たした役割は限りなく大きい
といえます。しかし、矢澤町長のスタートをお聞きする
と、まったくまちおこしには関心が無かったといいます。
では、何が矢澤さんをまちおこしに駆り立て、ここまで
の道を歩ませたのでしょうか?矢澤さんの描くまちおこ
しの未来はどのようなものでしょうか?

詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

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■ 今月のコンサルティング商品
           『 二地域居住の促進支援 』


二地域居住。近頃は、マルチハビテーションとも言われま
すが、簡単に言えば、都会と地方の二つに住居を持ち、
ウィークデイは都会で仕事、ウィークエンド、そして休暇
は田舎で過ごすというライフスタイルを提唱するのがこの
言葉です。

多くの地域がこの二地域居住に携わっていますが、実際に
効果を挙げている地域はごく限られています。

それはなぜか?

その理由は、多くの地域が、
需要(都会から住みたい人を募集する)
供給(地方で居住ができる空屋などの居住施設を確保する)
のバランスがうまくいっていないためです。

船井総研では、この二つのバランスをとりながら、最適な
二地域居住に向けての支援を行っています。

具体的には、全体の戦略策定から、需要側では都会の人々
へのHP、チラシを用いたアプローチの強化、供給側では
空屋の選定から住民へのアプローチという実践まで御手伝
い致します。

詳しくは、メール、電話 等でご相談ください。


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