第301号 外部活用論2(後編)

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  第301号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2945 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,033部発行───

☆★☆★☆★☆★ 祝!!300号!!☆★☆★☆★☆★

みなさん、こんにちは!!!週刊まちおこし編集長の
とちおです。さて、ついに今回で、300号を突破!!
301号という記録的な日を迎える事ができました。

300号といえば、およそ6年近くという計算になります。
この日々を乗り越えて、300号を突破できたのもひとえ
に皆様のおかげです。

そこで、300号を記念して、皆様に謝恩の意味を込めて
年度末 出張セミナーキャンペーンを行いたいと思います。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓詳しくはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/seminor/special.html

出張セミナーでは、これまでの講演以上に力をいれて、
地域ブランドについてのノウハウを公開させて頂ければと
考えておりますが、まずは、そもそものブランドの必要性、
そしてブランドを落とし込むための船井総研らしい特徴を
ご覧下さい。

いまだけのこのキャンペーン、ぜひご利用下さい!!

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        今週のコンテンツ

■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
                 1月版『外部活用論』

■ 今月のまちおこし特集 1月版
        『下吉 龍一 氏 インタビュー』
        
■ 地域活性化 ツアー お知らせ
    『田舎ツアー & 自然暮らし冬祭 in 河口湖』

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■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 1月版
              『外部活用論 2(後編)』
   

みなさん、こんにちは。1月もあと残すところ1週間に
なり、一年の12分の1が終わることになります。早い
ですよね。さて先週に引き続きまして、その回答になり
ます。(ちなみに、多くのご意見(ご批判)を頂く可能
性があるとは思いますが、その際は、直接メールをいた
だければ幸いです。対話ができると嬉しいです。)
平成20年1月31日
まででお願い申し上げます。
 
            [email protected]


さて、私は、現在におきましては
      先週の問いにはこのように答えています。


■フェーズ1
Q「あんた外モノでしょうが、何がわかるの?」



A「何がわかるかというと、正直、わかりません。
  皆様の方がご自身の地域のことをよくご存知だと思います。
  その誇りが大切ですし、何がわかるのといわれると
  すみません、わからないです。」といいます。

 「ただ、私たちはこのまま眠りたくないという
  地域を元気にしたい、ただそれだけです。 
  我々は、全国にいくらかの人脈があり、 
  調査力、マーケティング力という切り口から応援
  させていただいているのです。」

 「ただし、僕が地域を変えたいその理由は・・・・
    (セミナー、講演でいつも伝えています)」

 この原点が外部活用者と共感するかどうかが
 人それぞれに違いますし、大きな要素となると思います。
 私は、子供の遊びから地域の活性化を自分の経験に
 落として伝えています。何のために地域活性化?
 それが一致するかどうかがまずフェーズ1への回答に
 なっています。
 

■フェーズ2
Q「結局、やってくれないじゃん」
 「もっと俺たちのことを知ってよ」


A「大変失礼なことを申し上げますが、
  実働するのは、外部の我々ではありません。
  主役は地域の皆様ですもの。
  お客様によって実働の範疇は異なりますが、
  まず自分で治そうしない患者さんに支援をしても
  よくはなっていかないのと同様と考えています。
  とくに動こうとしないのに役職だけに居座る人には
  外部活用はまったく意味がありません。ただし、
  動かせる力のあるトップは別ですが、動くのは
  皆様です。
  (ただし、我々は、戦略策定や調査のみならず
   集客チラシの手書き支援や営業同行支援までは
   我々はお客様との関係性に応じて行っています)」

 「ただ、また地域の内部を知りすぎることによる
  弊害として、
  各論にこだわり実働への支援ができなくなるのです。
  日常と非日常のバランスを地域内に注入するのが
  外部側の責任でもあると思っています。」

  あるお客様に言われたのです
 「古川君あまり、うちの会社のことを知りすぎないでね
  あくまでも客観的に厳しくお願いします。」
  ハっとしました。
  今まではより近づこうという視点でしたが
  あまりに知りすぎると提案が陳腐になるどころか
  かえって遠慮してしまっている自分に気づいたのです。
 

■フェーズ3
Q「うちの会社に入らない?」
 「うちの地域に住んでくれよ。」

A「いや~すごくうれしいです!
  ただ私はやっぱり地元が好きなんです。
  すでに好きな場所があるんです。その好きな場所に
  暮らすために何ができるか、自分が生まれたところ
  で育ったところで同じ暮らしをすることができにく
  い世の中、そんな地域が増えればいいなと思って
  いろいろな地域を応援しています。
  僕は町田市小山町が好きですと。」

と結局はそういう地域はプライベート的なお付き合いも
させていただいております。そこで、問われるのが、外
部活用の具体的な事例なわけです。

常識の壁
研磨の壁
慣習の壁

それを担うのが「外部」として、その具体的事例として、
私が実際に言われたことを、恥ずかしながら過剰書きで
あげてみたいと思います。


■実例■

・いままでやろう、やろうと思っても動けなかったこと
が、他地域の事例や他の地域でこれだけ動いているとい
うことを聞き、動くきっかけをもらった。

・ブランド戦略をおこない、ミッションを統一し
経営をしていくことで商品力もあがり、営業も活気が
ついた。

・会議でいつも意見がなかなかいえなかったのだが、
 外部が入り、すごく意見活発になった。

・デザインがダサくて営業活動に自信がなかったが、 
外部利用により、自信をもって自社オリジナルの営業ツ
ールをもって営業できるようになった。

・利害関係がたくさんある共同体の調整役を外部にや
って頂き、ひとつの共通目標をもって各論にこだわらず
に動くことができた

・変に自社の細かい「できない理由」を知らないこと
から、ゴールに向かって最短のご提案を頂き、動きが
スムーズになり詳細にこだわらなくなった。

・いままで「原価管理」すらしたことがなかったが、
徹底した数値管理を行うことで利益率が上がった。

・オリンピックに出るのか、全国大会に出るのか、
 地方大会に出るのか、シェア理論によって地域の
 目標を高めてくれて、やる気が出た。

・いままでホームページすらなかった地域の施設が
ホームページをつくり、集客システムを導入して、
顧客数が増加し、営業利益が増加した。

・いままで「宝」だと思わなかった地域資源を
外部の意見を取り入れて、観光資源にしたところ、
リピーターが増えた。

・毎度、毎度、他の地域の話をしてくれて、自分た
ちが知らない情報を教えてくれて嬉しい。

・昨日の電話相談で、
 なんか悩んでいることが、すごくクリアになり、
      メンター的な存在として助かっている。

・他の地域にも自分たちのようなところがあると
 知り、帰って自信をもつことができた。

・他業界の営業モデルを実践して、地域の中では、
        先進的だと言われるようになった。


もちろん、逆に、私がお叱りを受けることもあり、ま
だまだ完全に「外部」としてのプロフェッショナル性
は常に高みを目指しているところでございます。ただ、
お互いがお互いの強みを活かせるようにとその地域
(会社)のために尽力しています。想いを共通にし、
外部として生きていく部分、内部として生きていく
部分を分けて、お互いにいい地域となりますようサポ
ートできたらなと思っております。

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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)

経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度から
大学院時代の専門を活かしながら、地域ブランド創造チー
ムを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑
戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテ
ーマを追求している。特に、林業・山村の活性化と国内の
材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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(文責:古川 大輔 プロフィールはこちらです↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/furukawa.html
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■ 今月のまちおこし特集 1月版
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

鹿児島からさらに車で30分南に下ると発見できるまち、
それが指宿です。今回のNHK大河ドラマ 篤姫でもたび
たび登場する地域ですね。

指宿といえば、砂蒸し風呂ですが、それに負けず劣らず、
地域活性化業界をにぎわしているのが、指宿で初めて
行われた道の駅PFIです。

PFIとは、民間の力(資金から運営ノウハウまで)を活用して
公共事業を行う施策ですが、当時の鹿児島県という地域で
それができる空気はありませんでした。

それを実現した立役者が今回の下吉氏です。

しかしリスクを恐れると考えられる市役所スタッフが
なぜPFIに携わるようになったのでしょうか?

下吉氏をPFIへと駆り立てたものはなんなのでしょう?

さらに下吉氏は、その先の未来に何をみるのでしょうか?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

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■ 地域活性化 ツアー お知らせ
    『田舎ツアー & 自然暮らし冬祭 in 河口湖』


今回ご紹介する商品は、コンサルティング商品ではありま
せん。な、なんと、ツアー商品です。このツアー商品をご
紹介する理由は、このツアーが単なる旅行会社による企画
商品ではなく、、、

「地域の、地域による、地域のためのツアー」

であるためです。

最近のトレンドとして、旅行の需要は高いのに、国内旅行
市場は縮小し続ける、という傾向があります。例えば、あ
る民間調査によると、団塊世代における興味関心で最も高
い値をしめしたのでは旅行であり、その割合は50%を超
えたと言います。一方では、宿泊日数はピークである平成
3年の3.06日から、現在は1,1日近くまで減少して
います。

この理由は、旅行商品そのものが紋きり型になってしまっ
た点にある!!

というのが、今回の旅行商品の理念です。ですから、今回
ご紹介する商品は、全て、、

「地元を知り尽くした地元の人が案内するツアー」

ばかりです。遠いところもありますが、新しい旅行の形と
して、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

詳しくは、、、、

http://www.knt.co.jp/jichitai/oyaji/index.html

また、この中には、河口湖に住んでいる清水國明さんの
イベントにも参加できます。関東の方はこちらへどう
ぞ!!

http://www.knt.co.jp/jichitai/oyaji/index.html

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