第331号 ビックリ論 その2

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  第331号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,174部発行───

みなさん、こんにちは。暑さ真っ盛りの8月中盤戦。いかが
お過ごしでしょうか?今週は、ビックリ論を展開ということ
で、私は日本一である富士山に登って参りました。

今回 お伝えするビックリ理論は、船井総研で最も大事な一
番化=ビックリ、というエッセンスの部分です。富士山が一
番であることは皆さんご存知ですが、皆さんはどこで一番を
狙いますか?

富士山の登山者は近頃 急増中。皆さんのまちおこしも富士
山同様、に行きたいですね。

それでは、今週のまちおこしをお楽しみください。

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        今週のコンテンツ

■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
           8月版『ビックリ論 その2』

■ 今月のまちおこし特集 8月版
          『戸沢 欣一 氏 インタビュー』
        
■ コンサルティング商品紹介『まちおこしクリニック』

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■今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 8月版
   ビックリ論 その2


こんにちは。北京オリンピック、そして甲子園と熱戦が
繰り広げられていますが、世間は帰省ラッシュと、暑さ
に負けて家でのんびりと、そんな感じかと思いますが、
いかがお過ごしでしょうか?

さてビックリ論といえば、何度も申し上げていると思い
ますが、その前提に、地域経営も、企業経営も、いつも
同じ。船井総研としては、以下のルールをまず社員には
叩き込まれ、顧客には共感をして頂きつつコンサルティ
ングの支援をしています。

◆人間成功の3要素
「素直」「勉強好き」「プラス発想」

◆経営成功の3要素(船井流経営法)
「時流適応」「長所伸展」「力相応一番化主義」

とまあ言葉面を並べてもピンと来ないものであるかも
しれませんが、これら「理論」が「現実」となり、行動
として具現化かつ体言化されて、初めて納得ができるも
のでもあります。

その中で、詳細の説明は割愛させていただくとして、ビ
ックリ論になるのが「力相応一番化主義」というところ
です。一番とは何か、そこがビックリに繋がるわけです
ね。

もちろん「◆差別化の8要素」というものがあり、どの
部分を一番かさせて、ビックリさせるのかということは、
その市場規模、顧客によるのですが、


・立地・規模・のれん・商品力・販促(企画)力
・接客サービス力・価格力・固定客化


があります。そのどれで一番か、ビックリか。

ただし、力相応でなかったり、時流に適応されてなかった
り、自分たちの長所とまったく無関係であったりする場合
は、ビックリ(イベント、商品、サービス)は継続性なき
単なる打ち上げ花火となってしまいます。

その花火といえば、新潟県の長岡の花火がビックリで一番
だと私は思います。時流適応、長所伸展という視点でも
圧倒的然りといえるでしょう。


(父の実家なのでひいき目にみていますが)


その長岡まつりは、もともと戦災復興を祈念し、花火では、
名物の三尺球というビックリな大きさの花火では打ち上げる
前にサイレンが鳴ります。そして、震災復興祈願花火「フェ
ニックス」は全長1.6キロに渡り、大きな花火が3分間も
夜空を覆い尽くし、飛び舞い、会場では「平原綾香」のジュ
ピターが流れ、涙を流す人も多いといいます。

私は、小学生のころに何度も長岡の三尺玉や名物ナイアガラ
の滝をみて感動したのを覚えていますが、まだフェニックス
は見たことがなく、「長岡花火フェニックス」YouTubeで見た
くらいで、ここで語れるモノではありません。

しかし、父の実家が長岡南部で、震災の直撃を受けただけ
に、YouTubeでもこの大きさ、物語性、地域の人たちの想い
が胸に染み渡り、涙が出てしまいます。

ちなみに、今年2008年は、長岡まつり協議会によると、
8月2日で45万人、3日で40万人の来場数であり、一
般的に年間観光客数100万人を目標とする地域づくりを
しているところがあるとを思えば圧倒的ビックリな人数です。

祖母がまだ元気ですので、来年は必ず見に行こうと思います。

話を戻しましょう。ビックリには地域の歴史、人たちの想い
を組んで、共感共鳴をしていく。資金不足で辞めようかとい
う地域の花火も、「想い」でつながり、資金を集め、感動を
呼んでいます。

地域資源を活かして、一過性のビックリでは終わらせない、
地域のストーリーがあると嬉しいですね。皆様、夏の暑さに
気をつけてくださいね。ちなみに長岡は、小林虎三郎(米百
俵の精神)、河井継之助(峠)、2009年大河ドラマ(天
地人:直江兼続)、山本五十六など偉人が多いんですよね。


(追加)
>営業論

最後に、クロージングの話を又したいと思います。といって
いる間に、8月になってしまい、ビックリ論に移行されたの
で加筆。

クロージングの最終ポイントは、

1「お得感」「安さ感」を、顧客のニーズにあわせて使い分
けること。
2クロージング直前直後、これがスタートですと顧客と息を
合わせること。
3冷徹強引法か泣き寝入法か  (ビジネスか人情か)


詳しくはまた直接メールにてご相談いただけれればと思いま
す。気軽にご連絡をお待ちしています。

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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)

経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度から
大学院時代の専門を活かしながら、地域ブランド創造チー
ムを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑
戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテ
ーマを追求している。特に、林業・山村の活性化と国内の
材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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地域再生・森林再生コンサルタント日記(ブログ)
http://daisukefurukawa.blog18.fc2.com/

(古川 大輔 プロフィールはこちら)
http://www.machiokoshi.net/members/furukawa.html
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■ 今月のまちおこし特集 8月版
           『戸沢 欣一 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

本日の特集は、戸沢村の酪農家である戸沢欣一氏について
特集し、地域の国際交流についてお伝えします。

山形新幹線の新庄から最上川をさかのぼると突然と出現する
道の駅「高麗館」をご存知ですか?

http://www.vill.tozawa.yamagata.jp/korai/korai.html

高麗館には、韓国仕込みの物産がところせましと並び、
その質・量は、都会の専門店に負けません。

では、人口6000人の戸沢村がどうしてこのような一点において
突破した道の駅が作れたのでしょうか?

それは、戸沢村は、韓国のソンハク村との間に密接な
国際交流があったからです。その先導者こそ、今回の
戸沢さんです。

しかし、なぜ山形と戸沢が結ばれたのでしょうか?

いくつもの国際交流が形骸化するなかで、ここまで持続
して成長する理由はどこにあるのでしょうか?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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