第343号 自然資源論 その2

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  第343号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,174部発行───

みなさん、こんにちは。週刊まちおこし編集長のトチオ
です。近頃は、秋を通り越して一気に冬に入ってしまっ
たような気候ですが皆様の地域はいかがですか?

私は、まちおこし関連の仕事でちょうど昨日、熊本に行
ってまいりましたが、向こうも結構寒かったです。それ
でも、阿蘇や菊池は多くの人で一杯でした。

今日は、そんな自然をつかった活性化策のコツ、第二弾
をお送りします。それではどうぞ!!

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        今週のコンテンツ

■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
         11月版『自然資源論 その2』

■ 今月のまちおこし特集
  黒川温泉 『松崎 郁洋 氏 インタビュー』
        
■ 「温浴 100事例!!セミナー」開催!!


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■今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 11月版
自然資源論 その2 ~思い出欲求を満たしてあげる~

 こんにちは、相良(さがら)です。全国には、景勝地
をウリにしたまちおこしがたくさんありますが、自然そ
のものを見ていただくだけでは地域に中々お金は落ちま
せん。交通アクセスが便利になるほど日帰り客が増え、
単価の大きい宿泊需要が減少するジレンマも数え切れな
い程見てきました。こういった地域は、いかに自然資源
を見せるだけの観光から脱却するかがカギになります。

 一般に日帰り客だろうと宿泊客だろうと、観光に来た
以上お客様は何らかの思い出をそこでつくろうとします。
これはほとんど無意識の欲求。お土産購入や食事の場で
ここを満たす仕掛けをつくると消費額が伸びます。まち
おこしのコンサルティングの際、同じようなケースなら
まず「思い出メニューをつくりましょう」と観光拠点の
レストランに地域のシンボル的な自然資源をもじった食
事を用意します。

この場合、あまり手の込んだメニューでなく、うどんや
そば、カレーライスといった誰もが食べやすいメニュー
でつくるのがポイント。以前のコンサルティング先では
まちを象徴する山の名をつけ、家族みんなでどうぞと4
人分の巨大カレーを用意しました。「思い出カレー~富
士山~」」といった感じです。注文いただいたら家族み
んなで写るポラロイド写真をその場でプレゼントする記
念特典をつけたところ、単価が高いにもかかわらず観光
客の思い出ニーズにマッチして飛ぶように売れました。

 自然資源はいわば「集客アイテム」。集客してくれた
後にお金を落としていただくための「収益アイテム」を
自然と関連付けた飲食メニューやお土産として用意する
のです。事例のまちでは季節ごとに同様の取り組みを行
い、その都度新聞やテレビにリリースも仕掛け、ちょっ
とした勝利の方程式のようになっています。こういった
仕掛けをいくつも整えれば、地域のお金の流れがだいぶ
変わってくるし、誰でもすぐ実行できるパターンなので
是非トライすることをおすすめします。(相良 祐司)

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○執筆者紹介 相良 祐司(さがら ゆうじ)

 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは業績上げてナン
ボ!」。
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■ 今月のまちおこし特集
          『松崎 郁洋 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html


九州は、数ある温泉が競合する温泉王国ですが、その中で
も由布院とともに有名なのが黒川温泉です。

入湯手形による、旅館温泉めぐりや雑木林を利用した庭園
づくりで多くの観光客から絶大な人気を誇る温泉地。

しかし、いつこの温泉地が脚光をあびたかご存知ですか?

実は、その盛隆の歴史はここ20年。

ある一群の旅館経営者の決断がその決め手になっているの
です。

今回の特集では、その経営者の1人である松崎さんに焦点
をあてています。

旅館ホテルに置き去りにされた温泉街において決め手とな
ったのはなにか?

競合を意識する温泉旅館を説得させたものは一体どのよう
な手法か?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html


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