第355号 まちおこし実践コンサルティング手法 調査編 その3

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  第355号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,174部発行───

みなさんこんにちは!!週刊まちおこし編集長のトチオです。
春が来たと思ったら冬に逆戻り。そんな三寒四温の中で徐々
に春が近づいてくるのを感じますね。

今日は、外部環境分析 の中でも先行事例調査をお送りしま
す。「0」から「1」は生まれない。では、なにを手本に事
業をスタートすればよいのか?

今日はそんな問にお応えできればと思います。それでは、ど
うぞ!!

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        今週のコンテンツ

■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
         2月版 「調査編 その3」

■ 今月のまちおこし特集
『クリエーター No.08 松場 登美 氏 インタビュー』

■「年度末 まちおこし講演 キャンペーン」

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■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」
  2月版 『調査編 その3 先行モデル調査』

こんにちは!!地域ブランド創造チームの杤尾です。前号
では外部環境調査においても重要な立地についてお伝えし
ましたが、今回はそれを踏まえたうえでの先行モデル調査
についてお伝えしたいと思います。

船井総研のコンサルティングにおいて重要視するポイント
の一つに

「モデルを見つける」

という点があります。いかなる業種・業態、そして地域に
おいても類似する地域があり、それらの地域の中でも特に
「成功している」地域をピックアップして、その成功要因
を抽出するのです。

立地調査をする理由というのも、その一部に当たり、自ら
のおかれている立ち位置を様々な視点から分析していくと
日本全国1800の自治体 地域の中でも、自分の地域と
似通っている、そして果敢にもまちおこしにチャレンジし
ている地域が見え始めます。

もちろん、全てが同じ条件ということはありえません。時
にはそこは、雪国であったり、南国であったり、状況は様
々です。しかし幾つかのポイントで先行事例を絞り込むこ
とで調査を進める事ができます。以下ではそのポイントを
ご紹介しましょう。

■人口規模が類似する

例えば、100万都市と1万人の町では、類似するポイン
トを探すことは難しいです。一方、ある程度人口規模が類
似すれば、まちおこしへの人、物、金、情報という資源に
おいて類似性が出てきます。

特に我々が類似すると考える規模は、人口においては、、
○ 1万人以下(村、町)
○ 1万~5万人(町、一部 市)
○ 5万~10万人(市)
○ 10万~30万人(中核市)
○ 30万~100万人(中核市、政令指定都市)
です。おそらく、このメルマガの読者の多くも、1~5万
人規模の都市だと思います。市町村規模は一つの切り口で
しかありませんが、実に1800ある自治体のうち120
0が5万人以下の自治体です。

■立地=ビジネスモデルが類似する

次に有効な方法は、ビジネスモデルで分類することです。
実はこの方法は、立地を密接に関係しています。例えば時
々、メルマガでご紹介する馬路村は、馬でしか行けないこ
とから馬路と名がつくほどの遠隔地に立地します。

ですから、町おこしビジネスモデルにおいても観光客を呼
び込むという視点ではなく、特産品をいかに加工して売る
かという視点が出てきました。

一方、先々週にお伝えした滋賀県、長浜黒壁は、後背地に
京都、大阪、名古屋などを抱えるため、観光客が訪れやす
く、それゆえガラスをテーマにした来訪型の町おこしビジ
ネスを確立しています。

皆さんの町もモデルを見つける場合は、立地、及びその立
地から判断されるビジネスモデルで先行事例を選ばれると
有効であると考えられます。


以上のように、まずは、人口規模や立地・ビジネスモデル
で先行モデルを把握する事が好ましいでしょう。

■先行モデルを調べる

では、先行ビジネスモデルを見つけた場合はどうやって調
べるのか?

これについては、いつもお話をしている通り、、、

1.本を読む ⇒ 先人の分析を徹底的に調べる
2.旅をする ⇒ 実際にその地を訪れ五感で感じる
3.人と会う ⇒ 町おこしをした人に実際の話を聞く

をできるだけ多くのメンバーで実行することです。

先日も現在のお付き合い先のメンバーを連れて、小布施を訪
れました。小布施では、実際にまちおこしをされている方か
らお話を聞きましたが、こうなると物凄くモチベーションが
上がり、またまちおこしにリアリティが出てまいります。

↓↓↓↓↓当日の様子↓↓↓↓↓↓
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/archives/2009-02.html#20090218

皆様も是非、町おこし先行事例では徹底的に調べ、本当に面
白いと思ったところには、足を踏み出してください。

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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/tochio.html

ついにスタート!!
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ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
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『クリエーター No.08 松場 登美 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

島根県の奥深く、遥か昔から歴史の舞台に登場した、地域が
あります。そのまちこそが、世界遺産に近いとされる石見銀山
です。

石見銀山の魅力、もちろん、銀山としても魅力もあるのですが
それ以上に面白いのが"人"です。

その試みは、いわゆるボランティアガイドや様々な特徴的な
企業などの人と組織に集約されます。

その中でも今回 特集するのは、観光カリスマでもある
松場 登美さんです。松場さんは、石見銀山にオシャレな
空間 ブラハウスをオープンして、アパレルを中心とした
様々なオリジナルの工芸品を売っています。

しかし、松場さんが最初から大成功していたか、というと
そうではありません。人間だれしもがターニングポイントを
持ちます。

では、松場さんのポイントは一体どこにあったのでしょうか?

そもそも、松場さんが地域のクリエーターとして駆り立て
られた理由はどこにあったのでしょうか?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

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