第359号 まちおこし実践コンサルティング手法 コンセプト設定 その1

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  第359号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:[email protected]
────────────────── 2,174部発行───

みなさんこんにちは、いよいよ桜の季節到来ですね!!
週刊まちおこし編集長のトチオです。

先日、和歌山のある地域に呼ばれて行ったのですが、そこは
日本の夕日100選にも選ばれるほど夕日のきれいな地域で
した。しかも、和歌山では数ある地域のなかで5つしかない
なかの一つに選ばれていました。

ここはぜひ夕日をテーマにしていきたい!!と考えたのです
がそこで大事になるのがコンセプトです。夕日をテーマにど
のようなコンセプトを作っていけばよいのか?

今週は、この地域のコンセプト設定にテーマを絞りたいと思
いますので、みなさま楽しみながらコンセプトの作り方をマ
スターしてくださいね。

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        今週のコンテンツ

■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
         4月版 「コンセプト設定 その1」

■ 今月のまちおこし特集
『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』

■「京都 国民文化祭 キャラクター募集のお知らせ」
  (京都府 国文祭 実行委員会より)

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■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
   4月版 「コンセプト設定 その1 」

みなさん、こんにちわ!地域ブランド創造チームの新井で
す。桜も東京ではチラホラ咲き始めています。日当たりの
よい場所では、ちょうど見ごろの桜もあります。心もウキ
ウキの季節ですね。

さて、1月~3月にかけて調査分析についてお話してきまし
た。今回から、いよいよ設計図作成に入る段階になりまし
た。設計図が大切なことはいうまでもなく、みなさんの重
要だと感じていると思います。

【コンセプトの必要性】
コンセプトとは、大辞林(辞書)的に説明すれば、「概念
」ということになります。これではご理解いただけないと
思いますので、もう少し説明します。

コンセプトとは、ズバリ「まちおこしの基盤となる考え方」
です。自分(みなさん)の地域で、何を以って訴求し、他
地域と勝負(差別化)していくのかということを決めるこ
とです。

コンセプトが不明確なままでも、商品戦略・営業戦略・組
織戦略・販売促進戦略などを策定していくことが可能です
。しかしながら、実際に実践していくと、さまざま困難に
直面することになります。その際、コンセプトが不明確で
あると、迷走してしまいます。自分たちの目指す方向が見
えなくなってしまい、戻る位置さえわからなくなります。

一方、明瞭なコンセプトに基づく戦略であれば、方向を見
失っても、戻る位置がわかります。困難な局面でも、戦略
の修正や再構築を比較的容易に着手することができます。

コンセプトは、まちおこしの出発点であり、方向を明確に
示すマイルストーン(道標)でもあります。

【コンセプトの策定法】
コンセプトを策定するためには、キーワードを抽出してい
くことになります。これまでお伝えしてきた「外部調査」
「内部調査」から導きだします。調査分析していきますと
・市場(経済情勢や観光動向など)
・モデル地域、競合地域
・消費者の動向
・自地域の特徴
が明確になっています。
(もしくは、明確になっているはずです。)

また、戦略の方向性もおおよそ見えているかもしれません。
選択する戦略の方向性は、SWOT分析的には次の4パタ
ーンです。
1地域のつよみで、機会を活かす
2地域のつよみで、脅威を抑える
3地域のよわみで機会喪失することを防ぐ
4地域のよわみで脅威を増幅することを防ぐ
いずれの場合にも基盤となることを見つけていくが、コン
セプト策定の第一歩です。

【キーワード抽出】
コンセプトの源泉となる、キーワードを抽出するための基
本は3つです。これは船井総合研究所がコンサルティング
を実践する上で最も大切にしている点です。

1時流適応
2長所進展
3力相応一番

この観点から、ブレーンストーミングを行います。これは
どんどんアイデア(意見)を発言する会議のことです。煮
つまりがちな会議になりがちですが、
・他人の否定はしない
・考え込まない
・思い浮かんだ言葉を発言する。
ことにより、参加者全員で考えいくことが大切です。ブレ
ーンストーミングを複数回繰り返すことにより、キーワー
ドが抽出されます。

それらキーワードにつながるモノこそ、コンセプトです。

ぜひ、一度ブレーンストーミングをしてコンセプトの源泉
であるキーワードを抽出してみてください。

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『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

古く大阪に息づいてた"まちや"をよみがえらせたまち、それが
大阪、中央区に位置する"からほり倶楽部"のクリエーター、
六波羅氏です。

六波羅さんは、壊すことも難しく、しかも町の人から邪魔者扱い
されていたまちやに注目し、それらを復活させることで、見事
にまちを復活させました。

しかも、面白いのは、その身の引き方。あくまで自分をヨソモノ
と位置づけ、地域の誇りでもある直木三十五の博物館を完成
させることで身を引き、まちおこしを完結させました。

しかし、六波羅さんが最初からこういった伝統的な建物に注目
していたかというとそうではありません。

では、六波羅さんを伝統建築にかりたてた要因はどこにあった
のでしょうか?

そして、ヨソモノによるまちおこしはどのように完成するので
しょうか?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html 』
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