第394号 まちおこし実践コンサルティング手法 実践事例 商業編 その4

─────全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!─────
    ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓
    │週││刊││ま││ち││お││こ││し│
     ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛
第394号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
E-mail:[email protected]
───────────────────── 2,174部発行───

みなさん、こんにちは!!船井総研がお送りする まちおこしの決
定版「週刊 まちおこし」編集長のトチオです。

さて、いよいよクリスマス商戦スタートです。不景気、不景気とい
いつも、実は消費者は使いどころを探しています。クリスマスとい
うイベントもまたその一つ。この場面をどう活用するかも、実は大
切なまちおこしになります。これは、中元歳暮をねらう地域商材で
も、年初をねらう観光地とも共通します。

今日は、そんな外貨をかせぐまちおこし という視点でお送りいた
します。どうぞお楽しみください!

************************************************************
         今週のコンテンツ

■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
    12月版 「実践事例 商業編 その4」

■ 今月のまちおこし特集
    『クリエーター No.03 矢澤 長介 氏 インタビュー』
 
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
    12月版 「実践事例 商業編 その4」

こんにちは!地域ブランド創造チームの新井です。先週から一気に冷
え込み、日本各地で降雪がありました。雪国の方々は、冬の準備は間
に合いましたでしょうか?
きっと、あわてて夏タイヤから冬タイヤへ切り替えられたことでしょ
う。

寒い時期には寒くならないと、困るヒトもいらっしゃるますね。スキ
ー場や冬物衣料を扱うお店にとっては、稼ぎ時ですね。世の中、マク
ロにみれば平等です。

今回は、マーケティングについて考えてみましょう。「まちおこし」
に着手しながらも、意外と基本がおろそかにされているケースが散見
されます。

乱暴ですが、

まちおこし=外貨獲得

だと、個人的には考えています。

外貨獲得とは、次のことを意味しています。
・エリア外のヒトに来ていだたき、エリア内で消費(お金を使う)し
ていただく
・通信販売、催事販売のように、エリア外で地域産品を購入していた
だく

つまり、エリア外のお金をエリア内に流入させることです。

そのためには、マーケティングの視点が欠かせません。
一般的にマーケティングではターゲットと4Pが大切を言われていま
す。

ターゲットとは、誰をお客様とするのかということです。

4Pとは、
Place(場所つまり販路)
Price(価格)
Product(製品または商品、サービス)
Promotion(販売促進)
を示します。

苦戦されている地域では、この5つのポイントのいずれかが不充分で
あるように思います。なかでも、ターゲティング(ターゲットの絞込
み)の問題があることが非常に多く見られます。

エリア外から資金流入させると、簡潔に前述しましたが、エリア外と
は、具体的に何を指しているのでしょうか?

別の表現を用いれば、どのような属性をターゲットにしてるのでしょ
うか?首都圏ですか?京阪神地区ですか?県外ですか?隣接市町村で
すか?団体客ですか?個人客ですか?
修学旅行客ですか?社員旅行・研修旅行ですか?

様々なターゲットが考えられます。

このターゲットがより具体的に定まらなければ、次の4Pに進むこと
はできません。また、市場性を考慮していない商品化に陥ることにな
ります。

現在、和歌山県某町での地域活性化に関与していますが、ここでは徹
底的に県内のお客様誘導に注力しています。

行政・民間企業(宿泊施設、物販店)が一体となって、限られた予算
・人員で対応するためには、まず県内での認知度を向上させることを
第一としているからです。

「クエ」という冬が旬の魚を用いた鍋料理が商品です。隣接地域が先
行していますが、こちらの町も名産です。

和歌山県内の個人客にターゲットを絞り込んだことで、販路、価格、
商品、販売促進の4Pも、県内向けに検討することができます。

県内中心に発行されている媒体との連携により、徐々に知名度もアッ
プしています。きっと、寒気というフォローの風に乗り、よい成果に
つながることでしょう。

どうしても、首都圏や京阪神地区といった大都市圏の市場が魅力的に
映ります。人口も多いし、富裕層も多いからです。当たり前ですが、
実は競争も激しいのです。

みなさんの地域には、みなさんの地域にあったターゲット客層がある
のです。成果につながりやすいのは、県内や現在の観光客の属性をタ
ーゲットとして絞り込むことです。
ターゲットを広げることは、その後で充分に間に合います。

近くのヒト、今来てくれているヒトが2度、3度と来てくれる・購入
してくれれば、地域に落ちるお金は、間違いなく増え続けます。

まちおこし(地域活性化)はボランティア事業ではありませんから、
利益が地域全体にもたらされなければなりません。

簡単にわかりやすく表現すれば、

誰に、どこで、いくらで、何を、どのように、

売るのか?ということです。

ビジネス(商業)として成功し、継続していくためにはいつも考える
べきポイントです。

うまくいっている地域の方も、そうでない方もこのポイントで、「ま
ちおこし」を考え続けてください。

必ず成功し続けることができます。
みなさんの成功を心より祈ります。

(新井 拓)

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
『クリエーター No.03 戸沢 欣一 氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

本日の特集は、戸沢村の酪農家である戸沢欣一氏について
特集し、地域の国際交流についてお伝えします。

山形新幹線の新庄から最上川をさかのぼると突然と出現する
道の駅「高麗館」をご存知ですか?

http://www.vill.tozawa.yamagata.jp/korai/korai.html

高麗館には、韓国仕込みの物産がところせましと並び、
その質・量は、都会の専門店に負けません。

では、人口6000人の戸沢村がどうしてこのような一点において
突破した道の駅が作れたのでしょうか?

それは、戸沢村は、韓国のソンハク村との間に密接な
国際交流があったからです。その先導者こそ、今回の
戸沢さんです。

しかし、なぜ山形と戸沢が結ばれたのでしょうか?

いくつもの国際交流が形骸化するなかで、ここまで持続
して成長する理由はどこにあるのでしょうか?

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

バックナンバー

メールでのお問合せ

このページのトップへ

地域活性化コンサルタント日記

コンテンツメニュー

株式会社船井総合研究所

経営企画室.com

ブランディングナビ

ショッピングセンター経営.com

船井総研しかできない「事業継承・M&A」のかたち

キャリア採用|船井総合研究所 経営戦略事業部