第436号 実践事例 紹介 その21 近江うどん 三方よし パート2

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第436号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
E-mail:[email protected]
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こんにちは!!船井総研が送る、日本最大級のまちおこしメルマガ
「週刊まちおこし」の編集長 トチオです。

いよいよ、秋も深まり、冬が近づいて参りました。冬はどちらかと
いうと次のまちおこしへのチャンスをうかがい、勉強会をしている
ところが多いのですが、近頃よくうける相談は、やはりグルメ関係
が多いです。最近も袖ヶ浦のお邪魔しました。

http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/

みなさんも、いろいろなまちおこしを研究してぜひ来年度にチャレ
ンジしてみてくださいね。

それでは、本日は近江うどんの二回目、改革の背景、具体的な方法
をお楽しみください。

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         今週のコンテンツ

■ まちおこし実践事例 紹介 その21
     『近江うどん 三方よし』

■ 今月のまちおこし特集
     『クリエーター No.14 飯盛 義徳氏 インタビュー』
 
■ 今週のまちおこしニュース 1
   B級グルメでまちおこし  出張講演 
   「B級グルメ事業を成功させるための6つのコツ」
   のお知らせ
   http://www.machiokoshi.net/

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■ まちおこし実践事例 紹介 その21
     『近江うどん 三方よし』

みなさんこんにちは。地域ブランド創造チームの杤尾です。
さて、先回は滋賀県産の小麦を100%使用したうどん、近江うどん
「三方良し」について、商品、販路、販促について改革を行い、成功
した旨を書きましたが、第二回では、その理由、そして具体的な手法
についてお伝えしたいと思います。

○改革理由 「ブランドは消費者が決定するもの」

第一に、近江うどん三方良しは、当初 地場のショッピングセンター
やスーパーに通常の商品と同じように並べられていました。そもそも
の目的が地産池消を狙った商品でしたから、地元の人々に食べてほし
いと考えていたわけです。

しかし、価格は、滋賀県産小麦を100%使っていますし、地元の製
麺企業が作っているわけですから、1.5~2倍はします。

生産者の熱い思いは伝わったのでしょうか?

答えは、「否」です。

残念ながら、近江うどんに秘められた原材料や製法は、スーパーの狭
いスペースでは伝えることはできませんし、そもそも、地元の人は、
スーパーにくるときは、日常モードですから、高級品を購買したいと
は思いにくい状況にあったわけです。

○改革方法 ターゲットから商品、販路を考える

そこで考えたのがそもそものターゲットの変更です。

いや、変更というと語弊がありますね。一枚 新しいターゲットをは
さむことで、地元の客層を狙う戦略を採用したのです。

具体的には、、、、、

まず、高いうどんを食べてくれる客層を考えました。そこで浮かびあが
ったのは、ある程度高級でも食べたいと考える客層、、、すなわち、、
地元の何かを思い出に食べたいと考える観光客にターゲットを変更しま
した。

このターゲットにより、購買頂ける可能性はぐっと高まりました。

次に、販路を考えました。具体的には、観光客が立ち寄ると考えられる
地域を絞り、店舗を絞り、10店程度の主力観光レストランに声をかけ
ることにしました。

そして、最後に声をかけるために必要な調理方法を考えたのです。


さて、結果どうなったのでしょうか?

もちろん、レシピは変更され、商品発表会には多くのメディア関係者が
訪れ、華々しくデビューしたのは事実ですが、(← これはメディア戦略です)
結果として、観光レストランが採用したこと、思わぬ波及効果がでまし
た。

それが、地元の給食での採用です。

給食関係者は、新聞紙上で近江うどんが騒がれ始めた事に気がつき、さ
らに観光客によく食べられることを知ることで、給食に採用することを
決定したのです。

そして、1年後、、、、

現在では、滋賀県全域の小学校の給食に近江うどんが取り入れられるよ
うになり、子供たちへの地産地消の動きにもつながっています。


結果としては、地域につながるわけですが、その道筋は実に様々です。
まちおこしも同じ、遠回りに見えてもそれが最短方法、、という方法が
かならずあります。

ぜひ、みなさんも、目的に照らし合わせながらいろいろな町おこしを
模索してください。

ちなみに成功の秘訣のひとつに マーケティングは挙げられますが、、
もっと大事なことは、そのマーケティングの一つ一つを丁寧に実行し、
決してあきらめなかった当事者、協力者の皆様にあることをお伝えし
ておきます。

みなさんもがんばって下さいね!!
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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
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ついにスタート!!
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
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『クリエーター No.14 飯盛 義徳氏 インタビュー』

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

地域活性化にもっとも貢献する事業は何か?
地域特性がありますから一概にこれ!! とは言えません
が、皆さんの頭には、特産品作りやエコツーリズムが上が
ったのではないでしょうか?

実は、最も効果が高い方法は、企業を作る という
答えが民間研究所のアンケート結果から出ています。

企業は、付加価値を踏み、経済に好影響を及ぼし、雇用を
生む。そしてなにより人材を生む。

今回 ご紹介するクリエーターは、地域における企業家
育成を目標として、佐賀県において鳳雛塾という企業家
育成塾を立ち上げ、見事成果をあげた 飯盛 義徳氏です。

紆余曲折の末、地元に戻った飯盛氏を企業家育成に
駆り立てたものとはなにか!!

詳しくはレポートにて!!!

http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html

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■ 今週のまちおこしニュース 1
   B級グルメでまちおこし  出張講演 
   「B級グルメ事業を成功させるための6つのコツ」
   のお知らせ
   http://www.machiokoshi.net/

今、もっとも効果の高いまちおこし手法として注目されているのが

「ご当地グルメをつかったまちおこし」

です。私も先日、いくつかのTVから取材を受けましたが、現在、
市場で求められるニーズは最も高いといえるでしょう。実際、ご当
地グルメは、それほど認知度が高くない地域でも これから作れる
可能性が高いため、十分に成功できる余地があります。

事実、私がお手伝いしたいくつかの地域もほとんど名産品のような
ものがない地域でした。

そこで、今回は特にB級グルメという現在のトレンドを活かす形で
のご当地グルメまちおこしの成功手法を6つのコツに体系化してお
伝えする出張講演会を企画しました。

船井総研まではこれない、、、、
手伝ってもらえそうな地元の人にも聞かせたい、、、、
地域ブランドを作れる素材はあるが手法は知りたい、、、、

という地域の方は ぜひ 船井総研を呼んでください。。。
何もない 地域から 若者を中心に立ち上がった事例、、そのなか
でアドバイザーとしての役割を担った私から イベント成功のコツ
をお伝えいたします。

■月日 : 9月~12月でお好きな日程をお選びください
■時間 : 通常は 19時~21時など  3時間程度
■講座名
  第一講座「地域活性化のメガトレンドとB級グルメの可能性」
  第二講座「大成功事例に見る B級グルメ成功の6つのコツ」
  第三講座 グループワーク
      「さあ作ろう、わが町のB級グルメイベント!!」
■料金 : 20万円(旅費交通費別途 マニュアル付)

詳しくは ⇒   http://www.machiokoshi.net/
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