第491号 特選事例 ご当地グルメブランド化 その2

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  │週││刊││ま││ち││お││こ││し││2012│
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              第491号
   発行:株式会社船井総合研究所 地域ブランド創造チーム
      http://www.machiokoshi.net/
   事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
   E-mail:[email protected]
───────────────────── 2,471部発行───

みなさん こんにちは!!船井総合研究所が送る、日本最大規模の
まちおこしメールマガジン「週刊 まちおこし」の編集長 トチオ
です。

桜が満開の季節がやってまいりました。もう西日本や都内は終わっ
てしまいましたが、長野や東北はいま、真っ盛りでしょう。こうい
う時に コンサルがうれしいのは、真っ盛りの桜に遭遇できる可能
性が高いということです。私も月曜は長野で、火曜は茨城で満開の
桜を再び堪能しました。ちなみに水曜日におとずれた富士北麓では
まだまだ咲いていませんでしたが、、、

そんな桜の季節にお送りするメルマガは、ご当地グルメブランド化
の第二弾!!

花より団子の方も多いですから、活性化の一手としてどうぞご活用
ください。それではどうぞ!!
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         今週のコンテンツ

■ 目からウロコ!!まちおこし 特鮮事例 
          「ご当地グルメブランド化 事例 その2」

■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
   「被災地での新事業の動き」
   http://blog.livedoor.jp/keisuketochio

■ ビックリ事例を解説!!マーケティングプロの視点
  「1ヶ月で1,000件の名簿獲得!CPOも驚きの615円!」

■ 今週のまちおこしニュース大募集!!
  (まちおこし情報ならだれでも2500人以上に配信できます)


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■ 目からウロコ!!まちおこし 特鮮事例 
          「ご当地グルメブランド化 事例 その2」

皆さん こんにちは。船井総合研究所 地域ブランド創造チームの杤
尾圭亮(とちお けいすけ)です。今月「4月」は「ご当地グルメの
ブランド化」を特集します。

ご当地グルメは、いま各地でずいぶん盛り上がっていますが、実際に
事業化まで成し遂げている地域はごく少数。打ち上げ花火に終わらな
いで、地域へお客様を呼び寄せるために何が必要か、今日はお話して
いきたいと思います。

第2週目の今日は、まず一番大切な考え方、
 誰に売るのか ⇒ ターゲティング
をお伝えしたいと思います。

先回は、カップうどんの成功をお伝えしましたが、実はその伏線でこ
のご当地うどんは、5年ほど前からブランド化に着手しています。
しかしその道のりは決して平坦ではありませんでした。

特に初期段階でも、先回お伝えしたようなメディアに大きく取り上げ
られた
のに、年間2万食しか売れない、、、、。

どこにその原因があったのでしょうか?

答えは「売る相手は間違えたから」です。

近江うどんは、滋賀県産小麦ふくさやかを100%使ったうどんで、
開発者の当初の目的は、

「地元の人に食べてもらいたい!!」

でした。ですから大手の量販店に並べたのですね。しかし、外国産
の小麦に比べて高価な国産の小麦を使い、さらに製法も工夫するわ
けですから、価格が高い。

デフレの日本の量販店、スーパーでそんなうどんが売れるかという
と よほどのブランドがなければ売れない。しかしそもそも滋賀に
はうどんのブランドがないわけですね。
そうなると、どうやっても売れない、、、、。となるわけですね。

では誰にも売れないかというとそうではありません。滋賀県を見渡
すとそこには、4000万を超える観光客が年間訪れていることが
わかりました。しかも、さらに調べてみたところ、観光向けの飲食
はまだまだ発展する可能性があることも判明。

そこで、今度は観光向けにターゲットを変えて、商品を作ったわけ
です。そうすることで、近江うどんは大きく花開いたということで
すね。

「じゃあ、地域の人に売るという当初の目標は、、、?」

とお考えの皆様、ご安心ください。実はこの話には後日談がありま
す。実は、観光向けで注目されるようになった結果、近江うどんに
給食関係から問い合わせがありました。

「滋賀県の食材を使っているならば、ぜひ子供へ食べさせたい」

そして現在では、滋賀県のほぼ全域の学校給食で近江うどんは提供
されています。

マーケティングではよくあることなのですが、ターゲットを絞って
成功すると、予期しない客層がそれらを取り上げてくれることが起
こります。

今回の場合も、まず観光という分野でブランドを作ることによって
地域を開拓することに成功したわけですね。

ご当地グルメを展開する場合、まずどこを狙うのか、、、これを明
確にしてぜひ成功してください。

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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
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ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
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■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
   「被災地での新事業の動き」
   http://blog.livedoor.jp/keisuketochio

今日は 千葉県の太平洋側にある自治体さんがオフィスにいらっしゃ
いました。

内容は、新しい事業構想を軌道にのせるためのコンサル依頼です。
2時間程度 ご相談にのり、いよいよ 来月からコンサルティングが
スタートしそうです。

近頃 よく感じるのが、千葉、茨城、宮城、岩手といった震災被災地
での新しい 具体的な動きです。

もともとあった構想が震災で凍結されたものを、、、、、

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■ ビックリ事例を解説!!マーケティングプロの視点
  「1ヶ月で1,000件の名簿獲得!CPOも驚きの615円!」

今週は、「1ヶ月で1,000件の名簿獲得!CPOも驚きの615円!」
事例の具体的な内容をお伝えします。

その内容とはズバリ広告です。「なーんだ。うちだって以前地元紙に
出したけどたいして集まらなかったよ」と思われた方、ひとまずその
体験は忘れてフラットな状態でお読みいただければ幸いです。

なぜなら、地元紙などに単なる宣伝として出す広告ではなく、通販の
"太客"になる可能性が高い関東圏名簿を集めるための広告だからで
す。

メルマガの文字数も限られておりますので、簡潔にまとめますが、
1回10~20万円程度の媒体でテストをし、そして、もう少し規模
の大きい媒体でチャレンジしましょう。

内容は、食品の場合は以下のパターンが当たっています。
・1セット 客予算1,000円
 (送料は別、ただし通常より安い300円など)
・2セット買ったら送料無料
・3セット買ったら送料無料でさらにオマケ付

おつきあい先の蒲鉾屋さんでは1セット780円のさつま揚げセット
を中心に上記パターンで展開しました。
そして2回の広告で1,000件以上の「通販で買ってくれる名簿」を集め
たのです。広告費は約75万円ですので、CPOは750円です。
CPOとは「名簿1件当り獲得コスト」です。食品の場合は3,000円切
れば合格ですが、2,000円以下を目指して取り組んでいます。

はっきり申しますと、この時の売上で広告費は回収できません。
しかし、通信販売はそれでよいのです。きちんと名簿を集めて「リピ
ートしてもらう」ことで回収し利益につなげていきます。

蒲鉾屋さんでは広告後3ヶ月で、かけたコストは全て回収し、手元に
名簿が残りました。その後来た注文はそのまま利益になっています。

通信販売は「損して得とれ」の考えで名簿を集めることが重要です。
「お金はかけたくない」という企業は残念ながら大きく伸ばせません。
もちろん、当たる広告や商品内容もポイントになりますので、
ご興味をお持ちの方はぜひお声掛けください。
(文責:中野一平)

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■ 今週のまちおこしニュース大募集!!
  (まちおこし情報ならだれでも2500人以上に配信できます)

このコーナーは、今年も一般の方に開放いたします。

船井総研からのまちおこし情報に加え、各地域のイベントやまちおこ
し情報を紹介したい方からの弊社への投稿情報を元に、情報を精査し
、お伝えしていきます。

もちろん、対象は、、、

持続可能なまちおこしをねらった企画

であることです。農業、商業、工業といったジャンル、年齢に関わら
ずどしどし応募ください。

お便り お待ちしております!!
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