第497号 特選事例 当る特産品開発 その2

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              第497号
   発行:株式会社船井総合研究所 地域ブランド創造チーム
      http://www.machiokoshi.net/
   事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
   E-mail:[email protected]
───────────────────── 2,471部発行───

みなさん こんにちは!!船井総合研究所が送る、日本最大規模の
まちおこしメールマガジン「週刊 まちおこし」の編集長 トチオ
です。

お盆も終盤に差し掛かってまいりましたが、皆さん いかがお過ご
しでしょうか?

ブログにも書いていますが、お盆はまさに日本で最大の民族大移動
が起こるシーズンの一つ。地域の人口も大幅に膨れ上がります。ぜ
ひこの時期にいつもとはちょっと違う お盆のまちおこしを仕掛け
ることをご提案したいです。

それでは、そのためにも必要な特産品開発事例をどうぞ!!

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         今週のコンテンツ

■ 目からウロコ!!まちおこし 特鮮事例 
          「当る特産品開発 その2」

■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
   「お盆は民族大移動」
   http://blog.livedoor.jp/keisuketochio

■ ビックリ事例を解説!!マーケティングプロの視点
  「イベントの谷間でも売れる!限定商品」

■ 今週のまちおこしニュース大募集!!
  (まちおこし情報ならだれでも2500人以上に配信できます)


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皆さん こんにちは。船井総合研究所 地域ブランド創造チームの杤
尾圭亮(とちお けいすけ)です。今月「7月」、そして来月8月は
「特産品開発」について特集します。

さて、先回は大津でのびわいちサブレの成功の様子をお話させていた
だきましたが、今回はそのために必要な成功の要素の一つ目

「商品コンセプト設定段階」

のお話させていただきます。

まず、商品コンセプトの設定段階で必要なことは、商品がうれるため
に必要な視点をバランスよく持つということです。

マーケティングにおいては、こういった新規開発を行う場合に、商品
内容や価格、販路や販促という前に必ずおさえなければいけないポイ
ントが3つあるといわれています。

それが、市場の視点、類似商品の視点、そして自地域の視点です。
実はこれら三つの視点をバランスよく持ちながら、地域資源からもっ
とも"適した"ものを抽出し、組み合わせることで商品は生まれます。

ではそれらはどういった視点なのでしょうか。まず今週は、市場の視
点と類似商品の視点でご説明したいと思います。

〇市場の視点

まず初めにおさえるべきポイントは、市場の視点と呼ばれています。
この視点は、自分たちがやりたいと思っている特産品と呼ばれる分野
において、、、、

「お客さまがどのようなものを求めているのか?」

を知ることにあります。

たとえば、お菓子を作りたいなーと思っているならば、お菓子の市場
その中でもたとえば、各ジャンルのマーケット規模やその市場の特性
を把握する必要があります。

これは一例ですが、カステラというジャンルでは特産品が結構たくさ
んあります。この背景にはカステラという市場が400億円(年間)
と大きく、またある程度日持ちがするため、お土産として買われやす
いという点があります。

〇類似商品の視点

次に必要な視点がが類似商品の視点です。この段階では、市場の視点
でみた色々な商品での先行して、お客様から支持されている商品を調
べていきます。

この視点でものごとをみる意味は二つあります。

一つは、近くに競争相手がいるかどうかをしっかり調べることです。
たとえば、先ほどのカステラの事例であれば、すぐ近くにとっても競
争力のあるカステラ商品がすでに開発されていたとすると、なかなか
その商品と正面きって対決することは難しいでしょう。
一方、もしあまり近くにカステラという商品がなければ、その市場は
空白ということになりますから、地域のオンリーワンになります。

二つ目は、自分たちが売り出そうとする商圏外において、先行して支
持されている商品を調べることで、お客様から支持されるポイントを
抽出することにあります。

たとえば、先ほどのカステラであれば、特別な鶏に産ませた卵を使う
、地域のお茶などの資源をまぜる、金粉をまぶす、地域の酒蔵を組ん
で酒かすをつかってみる などのアイデア商品が比較的支持されてい
ます。こういった要素をつかむと、自分たちの商品にどのようなポイ
ントがあれば支持されるのかがつかめます。


いかがでしょうか。まずは市場と類似商品について考えるだけでも、
お客様に支持されるポイントがどこにあるか、見つけることができる
と思います。

次週には、これら二つのポイントを押さえた上での、自地域のポイン
トについてもお伝えしていきます。
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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
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ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
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■ ビックリ事例を解説!!マーケティングプロの視点

今週は、「イベントの谷間でも売れる!限定商品」を当てるための重
要な、ある意味最大のポイントをお伝えします。

そのポイントとは「買いやすい価格設定」です。
安売りをせよ、割引をせよ、ということではありません。
「この商品だったら、この時期の買い物だったら、まあ、これぐらい
なら出してもいいかな。」という価格をきちんと見極めて設定するの
です。そんなの当たり前じゃん!という声が聞こえてきましたが、意
外とできていないものなのです。

「うちのことを分かってくれているお客様だからこれぐらい高くても
買ってくれる!」とか「少々高いが、この価値を分かってもらえれば
買ってくれる!」と、とレギュラー商品の2倍も3倍もする限定商品
を薦めて結局売れないということが本当によくあります。私もそう思
っていた時期がありました。

しかしながら、お客様の思い描く予算を大きくハズしたものはよほど
のことがない限り売れないものなのです。
例えば、最高級の素材を使ったと説得されても1万円のカレーライス
は食べないですよね。カレーライスであれば、だいたい500円から
1500円あたりが思い描く予算だと思います。

私が年間様々な業種で仕掛けをしていて反応がよいのは、「おおよそ
予算にあった価格、でも、いつもより"ちょっとよい"」商品です。
間違っても、「いつもより凄くよいけど結構高い」商品を薦めないよ
うに気をつけましょう。

(文責:中野一平)

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■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
   「お盆は民族大移動」
   http://blog.livedoor.jp/keisuketochio

みなさん こんにちは!!

今日は、岩手県一関 ⇒ 東京 ⇒ 滋賀県と移動してまいりました。

これだけ、移動が激しくなると体がきついのでは、、、と思う人も多
いと思うのですが結構平気です。

むしろ、飛行機以上に新幹線は仕事に集中できます。

特にすいている新幹線はベスト。
ほぼ個室状態、無線LAN完備(感度は悪いけど、、、)
さらにコンセントもあるので、
フリーアドレスに慣れている我々としては
かなり集中して仕事ができます。

ただ、今日は、その意味では帰省ラッシュだったのでちょっと大変で
した、、、、、

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■ 今週のまちおこしニュース大募集!!
  (まちおこし情報ならだれでも2500人以上に配信できます)

このコーナーは、今年も一般の方に開放いたします。

船井総研からのまちおこし情報に加え、各地域のイベントやまちおこ
し情報を紹介したい方からの弊社への投稿情報を元に、情報を精査し
、お伝えしていきます。

もちろん、対象は、、、

持続可能なまちおこしをねらった企画

であることです。農業、商業、工業といったジャンル、年齢に関わら
ずどしどし応募ください。

お便り お待ちしております!!
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