第513号 地域ブランド化は必要か? その3

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  │週││刊││ま││ち││お││こ││し││2013│
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              第513号
   発行:株式会社船井総合研究所 地域ブランド創造チーム
      http://www.machiokoshi.net/
   事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
   E-mail:[email protected]
───────────────────── 2,471部発行───

みなさん こんにちは!!船井総合研究所が送る、日本最大規模の
まちおこしメールマガジン「週刊 まちおこし」の編集長 トチオ
です。

ようやく花粉症も終わりを告げる今日この頃ですが、思いのほか早
く温かくなってしまったおかげで各地のさくら祭はさんざんな結果
になっているようですね。

でもそういうこともあります!みなさんめげずに来年も必ず、さく
ら祭にチャレンジして下さい。きっと今年がうまくいかなった分、
来年はとてもうまくいくはずです。

かくいう私も昨年度のうどんサミットは、なぜか台風直撃のその日
に開催でしたが、やっぱりやってよかったと今も思っています。

さあ、そんな皆さんの努力の目標は、やはりブランド化!!

今日もその意味についてまなんで行きましょう!

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         今週のコンテンツ

■ 読めばナットク!地域ブランド化のススメ
         「3月 地域ブランド化は必要か? 3 」

■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
  「さまざまなまちおこし施策」
  http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/

■ 新企画 今月の地域ジャパンプロデューサーインタビュー特集
  (NPO法人 ドットジェーピーとの共同企画)
  「和光市長 松本 武洋」
   http://www.dot-jp.or.jp/contents.php?id=300

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■ 読めばナットク!地域ブランド化のススメ
         「3月 地域ブランド化は必要か? 3 」

皆さん こんにちは。船井総合研究所 地域ブランド創造チームの杤
尾圭亮(とちお けいすけ)です。

さて、今月のテーマ
「地域ブランド化は必要か?」
ですが、先週までは日本人口が減少する、、、
中でも 特に小さな人口規模の小さな地域の減少が著しい
というお話をしました。

でも、なぜそれがブランド化につながるのでしょうか?

ここでは、地域を一つの経営体と考えることでその「なぜ」に迫って
参りましょう。

〇地域の売上減少に備える!!

まず、地域を一つの経営体として考えるとき、大切になるのが
その売上高、総生産といわれるものです。

普通の経営体では、この売上高から経費が引かれ、最終的に利益が
残り、投資につながっていきます。

地域を一つの経営体として考えるとき、この売上に当る

「地域内総生産 = Gross Regional Product」

と呼ばれるものが減ることがそもそもの問題なのです。

うーん、英語が飛び出してきたよ、、、、、

と思った皆さん、ちょっと待って下さい。
これは非常に簡単な概念なのです。

よくニュースで、日本の売上高、= 国内総生産の話をしています
よね。あれは、GDPと呼ばれるものです。
その 地域版が、このGRP です。

簡単にいうと、このGRPは、

地域の人口 × 一人当たりの生産性

となりますから、人口が減っていくと、どんどん小さくなっていき
ます。
そうなると、総生産が減りますね。
でも、地域経営にかかる経費はそんなに減りません、
(人の数が減っても、多くのインフラ維持には同額のお金がかかります。)
そうなると利益が減って、だんだん、サービスが悪くなったり
新しい施策が打てなくなったりして、徐々に地域が縮小していく
わけですね。

このごろ、うちの地域は元気ないなー、と思っている皆さんも
いると思いますが、人口減少による、守りの姿勢がとても強く
影響しているのです。

〇人口縮小時代には、ブランド化が効果的!

では、打つ手はないのか?

そこで必要になるのがブランド化 という手法です。

でも地域で考えると大きな話になるので、ここでは、簡単
に人口減少が進む地域のある八百屋で簡単にたとえてみま
しょう。

例えば、野菜や果物をうる八百屋があったとしましょう。
人口 100のときの売上は 100 です。
ですが、人口が30%も減れば、 売上も70になります。
そうなると、経費を削減しようとして、
仕入れを減らし、店舗の修繕もひきのばし、徐々に規模を
縮小します。それでも、お店が成り立たなければたたむし
かありません。

一方で、そういった経費節減とともにもう一つとれる方法
があります。
それは、商品にこれまでにはない価値をつけて、高額で販売
する方法です。

たとえば、これまで普通に売っていたきゅうりをよく調べて
みたら、作っているひとが日本でも有数のきゅうり作りの
達人だった。欲しい人は山ほどいる、、となれば、値段は
どうなるでしょうか?

そう、おそらく、2倍~3倍で売れるでしょうね。

しかも達人のきゅうりには、地域の外からもオーダーが入り
お客さんの数も増加するでしょう。

これは一つのたとえでしかありませんが、安心、安全が求め
られる中、人は良いものは探してでもお金を支払うように
なっています。

さて、その努力の結果、これまでよりも40%ほど客単価が
あがったらどうなるでしょうか。

そうなると、人口が70でもほぼ売上が100になるのですね。


これと同じことが地域でも言えます。

つまり人口が減少する分、もちろん経費は削減しますが
一方でこれまでにはない、地域の価値を見つけて発信することで
生産性をあげるわけですね。

さらに、その地域の価値を発信している、、、という気運に
ひきつけられる 人々が地域に残れば、、
もしくは新しい人が入ってくれば、
地域は本格的に変わっていきます。


地域の生産性を高め、
一方でその運動そのものにより人口減少さえも食いとめる、

それがブランド化の本当の狙いなのです。

それでは、次週は最後に、そのブランド化の起源である
イタリアのお話にとんで、必要性についてまとめて参りいましょう。

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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
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ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
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■ 地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
  「さまざまなまちおこし施策」
  http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/

みなさん こんにちは!!地域活性化コンサルタントの杤尾圭亮です。

今日は、東北は中東北と呼ばれる岩手県南部地域でのコンサルティン
グでした。

テーマは、移住・交流施策。いつもこのブログで話題にするご当地
グルメや特産品開発などと違い、とっても地味な施策です。

ちょっと中東北に住みたいなー
と感じている人を探しその人に住んでもらえるように時間をかけて
アプローチをしていきます。

もちろん住みたい人は普通の人ですから引っ越すときも別に大きな
話題にはなりません。

しかし、こういった移住・交流事業は情報発信こそ地味ですが、効果
は絶大です。


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■ 新企画 今月の地域ジャパンプロデューサーインタビュー特集
  (NPO法人 ドットジェーピーとの共同企画)
  「和光市長 松本 武洋」
   http://www.dot-jp.or.jp/contents.php?id=300

「日本の地域を引っ張る地域リーダーの声が聞きたい!」
そんな皆様の声にお答えする企画、それが今回の
「今月の地域ジャパンプロデューサーインタビュー特集」です。

この企画は、NPO法人 ドットジェーピーさんに所属する学生スタ
ッフによる自治体 トップの生インタビュー記事 をそのまま読める
というスグレモノ企画です。

あのトップにはこんな思いがあったのか、、、、

そんな新しい発見と地域への思いを新たにしていただければと思いま
す。

今回の地域トップ  「和光市長 松本 武洋」

私は市長になる前は市議会議員で、その前は出版社でサラリーマンを
していました。そこでは会計や経済の分野、特に企業の会計改革や
ディスクロージャーを専門にやっていて「ディスクロージャーを推進すれば、
日本の会社がよくなって日本が元気になるはずだ」、
そういう意識で仕事をしていました。私がその仕事をしていた時は企業の
ディスクロージャーが大きく変わった時期でもあったので、必死で仕事に
取り組んでいました。そんな時にたまたま住んでいた、、、、

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓続きはコチラ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
  http://www.dot-jp.or.jp/contents.php?id=304

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